徳山毛利家の史料・・・
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素浪人 混迷の日々
親父が大のカープファンだった。素浪人が子供のころ、電波状態の悪い広島の放送局RCC(ラジオ中国)のカープの実況を聞くため、ラジオの場所をあちらこちらと変えながら、耳を澄まして聞いていたものだ。親父はカープが負けそうになると、今日は駄目だと言いながら、スイッチを切って仕事場に戻る。私は親父がいなくなったのを確かめて、再びスイッチを入れる。どんな負け試合も必ず最後まで聞いていた。ガーガー雑音の入るラジオを、親父を気にかけながら必死で聞いていた。小さい頃の夢は野球選手になることであったが、それが叶わないことはすぐに理解できた。となれば、・・・大人になったら広島に住もう!こんなに苦労してラジオを聞かなくて済む。そんな、幼いころからのカープ狂である。
今は、広島に住まなくてもケーブルテレビでプロ野球は全試合見ることが出来る。途中で放送が終わることもない。時代は変わった。
徳山毛利家の遺した莫大な史料は山口までいかないと見れない。今は・・・山口に住みたいと思うこの頃である。