宇部、宗隣寺様御一行、徳山毛利家墓所に御参拝！

9日、宇部、宗隣寺ご住職と禁門の変の責任を取られ切腹となった三家老の一人、福原元僴のご子孫のグループの方達、40数名が大成寺と徳山毛利家墓所に参拝に来られた。大成寺本堂で参拝の後、大成寺に伝わる数々の掛け軸等をご鑑賞された。一般公開されていない徳山藩三代藩主毛利元次公や妙心寺の歴代管長直筆の書他、貴重な品々のご鑑賞であった。その後、徳山毛利家墓所にご参拝。墓所においては、福原元僴の父である徳山藩八代藩主毛利広鎮公、また弟の九代藩主元蕃公の墓前に花を手向けられ、宗隣寺ご住職の読経の中、皆さん合掌された。

宇部宗隣寺は宝亀8年（777年）、唐より来朝した為光（威光）和尚が松江山普済寺として創建。その後寛文10年（1670年）福原氏が宗隣寺として建立。平成10年に本堂を再建。観音霊場の第18番（本尊如意輪観音）札所で観音信仰の聖地。

本堂の北側にある「龍心庭」は山口県最古の庭園（南北朝時代に築庭　約650年前）池泉式庭園で全国唯二つしかないという山畔を利用した池庭で、特に奇岩巨岩を用いず池の中に二列直線八石夜泊石を配しただけで、護岸石組みも枯滝や出島の主なものにとどめた閑寂な趣きで、禅の真髄を説いているといわれている須弥山式禅宗庭園である。国の名勝庭園に指定。