島田蕃根旧邸址
島田蕃根(みつね)は、文政10年(1827)周防徳山に生まれた。18歳の時江州三井寺で仏教を学び、その後儒教・神藤を修養したが、徳山藩主の命により徳山藩形勢視察使として京阪地方に遊歴した。その際、天下の志士と交わり勤王の説を唱え、王政復古の折に徳山藩の藩校「興譲館」の教授となった。
教授の任をよく果たしたことから、藩主元蕃公の偏字を賜わり、蕃根と称した。その後徳山藩大参事となり藩政に尽くした。
明治40年(1907)9月2日没81歳の生涯であった。
(周南市教育委員会)
川端町の徳応寺の向かい側に屋敷跡の石碑が建っている。
<2014年1月素浪人撮影>
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最終更新日:2024/04/27