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徳山藩職制

階級は主として軍陣の制にのっとって設けられたが、平時の財政・経済・民政などの施策に関する職掌として、職制は階級組織と密接な関係があった。これもまた、おおむね宗藩の例を参酌して定められたのであるが、徳山藩の職制は大別して四つになる。1は藩の行政に関する政府の諸職であり、2は軍政及び外部に関する職制で、これを表役とも知行役ともいった。3は藩主の側近、殿中に関する職制で、すなわち家職である。4はこれらに独立して監察の任にあたる目付役である。

 

1.政府

当職

蜜用掛

当職手元役

加判役

評定役

両人役

記録役

勘文留所役

世帯方吟見役

米銀元請都合役

米銀大払方検使役

客屋預並買物方

厩飼料方

寺社町奉行

当職直徒目付

蔵本泊番

代官役

勘定頭

現銭預元方都合役

現銭預受払役座都合役

須万代官役

地山方都合役

沖山方都合役

船手都合役

武具方奉行

作事方奉行

文学教授役

助教授

順導役

諸芸師範役

庄屋・畔頭

 

2.表役

馬廻組頭

中小姓組頭

留守居役

番頭

持弓組頭

物頭

供頭

猟頭

板倉家付都合役

萩都合役

駕籠奉行

大阪蔵屋敷留守居役

記録所詰

大番所詰

一ノ門詰

徒士番所詰

 

3.家職

側用人

居間番頭

小姓

台所検使役

納戸役

判司役

居間右筆

陣僧

医師

 

4.目付

蔵本詰

城詰

火事場

客屋預並買物方徒目付

徳山浦究方徒目付

蔵本詰徒目付

須万徒目付

城詰徒目付

学館目付


公開日:
最終更新日:2023/01/31

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