安野華嵿

安野華嵿　[1842－1917]
諱晴秋 假名保五郎 初助五郎 乙二 男列 烈
徳山藩士蔵本付絵図方 藩知事時代正権少属
俳人七草吟社六代目六瓢園こと長西信順実弟
安政2年(1855)7月23日徳山藩絵図方安野晴充跡家督
徳山藩絵師で高名な朝倉南陵は晴充の大伯父で安野(阿武)家は南陵の実家である。

大庭学僊師事。文久3年(1863)8月阿米碑制作恩賞賜る。
明治初め、徳山地区別大地図を多数書き遺している。
自宅で絵画教室を開く。白蓮女学校（後の徳山女学校）を設立した赤松安子の少女時代の絵画の師でもある。
妻は三牧好右衛門二女利衛 慶応3年(1867)娶る。端照院華山妙月大姉昭和19年(1944)96歳卒。
華嵿、大正6年(1917)4月2日卒 享年76。
戒名 華嵿風月居士。
『安野家所蔵の寄合書から見る~明治初期の徳山の文化人たち』
墓碑 泉原共同墓地 2024年4月素浪人撮影