野村恒造

主な経歴

1850 嘉永3年9月17日生　若き頃は献功隊所属

1886 明治19年　徳山村米改良組合頭取

1889 明治22年5月～23年6月　初代徳山村長

1895 明治28年8月～31年3月　第4代徳山村長

初代衆議院議員　貴族院議員

1897 明治30年8月　運輸合資会社設立発起人　社長に推薦される

同年　運送店周防組（合資会社）組長

1901 明治34年　商工倶楽部設立発起人（商工会議所の礎）

1903 明治36年9月～39年3月　第3代徳山町長（名誉職）

1904 明治37年　海軍練炭製造所誘致（議事録多数あり）

1907 明治40年9月～41年8月　第5代徳山町長（名誉職）

1912大正元年　小作奨励会会長

同年　山林寄附　杉4万1千本　松1万5千本　植樹金400円

1920大正9年1月4日死去　71歳

 

[ 野村恒造翁像碑背銘 ]　（徳山公園/戦時中供出）

野村恒造翁ハ徳山藩士ニシテ、藩内第一の素封家タリシ、野村家ヲ嗣キ、徳山村町長タルコト四回、初代衆議院議員貴族議員議員ニ当選サル、人格高潔風貌温雅地方自治ノ為メニ尽クスコト頗ル大、殊ニ海軍練炭所創設ニ際シ翁ノ功労ハ地方民ノ永久ニ忘ル可カラサル所にして実に徳山開発の一大恩人なり、大正九年一月四日齢七十一歳ヲ以て逝去せらる、我等遺徳を偲ぶの餘り相謀り大方の醵出ニ俟て銅像を建設す、茲に聊カ由来を記し後昆ニ伝フ

昭和七年十一月二十三日　発起者一同

 

[ 野村恒造翁胸像 ]　（徳山市役所）

野村恒造翁は嘉永三年徳山に生まれ徳山村長徳山町長衆議院貴族院各議員を歴任されました。その間徳山海軍練炭製造所の創設に力を尽くされ徳山市発展の基盤を築かれるなど七一歳の生涯をかけて公共の福祉に貢献されました。ここに翁の遺徳を偲びこれを顕彰します。

昭和三十四年十一月三日　徳山市

 

[ 野村恒造翁胸像 ]　（周南市役所）
2019年6月新庁舎完成　野村恒造翁の銅像もリニューアルされた。

 

 

野村恒造翁の墓碑は大成寺共同墓地の野村家墓所にあるが、長年無縁墓状態である。（2024年5月素浪人記す）