香港に向けて徳山毛利家を発信!
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素浪人 混迷の日々
昨日午後、徳山大学において徳山大学紙矢健治教授と徳山地方郷土史研究会により、徳山毛利家14代毛利就慶氏をお招きし、香港に向けて徳山毛利家を発信した。
紙矢教授は台湾国立中山大学や香港珠海学院中国歴史研究所を卒業され、現在の香港の歴史研究者と長きに渡って交流があることから今回の講演が実現した。
明治政府成立前の徳治主義、つまり、武力によって国を治めるのではなく、王に人徳があれば、国民も自然にその徳にしたがって平和な世の中になる、という中国の儒家たちの考えの平和主義が続いた日本の江戸時代。
徳山においても毛利氏が治めた徳山藩は世界でも稀な長期に渡っての平和が続いた。
中国の歴史研究家の人達はその江戸時代をよしとし、その反面の明治維新後を区別して考えられ、今回の徳山毛利家毛利就慶当主の出演には大いな敬意をもってオンライン講演に参加されました。
100名限定の参加者は大半が香港の地学の教員、研究者で香港のFacebookには、今回の講演、対談は大成功であったと報じられたそうです。
外国においても日本の毛利の名を知る人が多く、また興味をもたれていることに、郷土史を学ぶ者にとっては驚きと嬉しさを隠せない一日でしたが、この徳山においては残念ながら毛利氏を知らない若者が多くなっているのは事実です。
これを機会に、この徳山の礎を築いた徳山毛利家をより多く各方面に発信していかなければと改めて思った次第です。