出雲国いつばたやくしかんじょうの地
遠石の古い街並み(山陽道)を西へ歩くと、宝性寺の門前に出ます。道の入り口に立つ石柱には、「出雲国いつばたやくしかんじょうの地」と文字が刻まれています。この道の頂上から西に下った道ばたには、「このうえにいちばたやくしあり」と刻まれた道標がありました。今はありませんが、この道を昇った丘に一畑薬師堂が建てられていたことを示しています。かつて、狭いこの坂道を上り下りした人は、「なむあみだぶつ」と念仏を唱えながら通ったので、この坂道は「念仏坂」と呼ばれていました。また、この坂道には、江戸時代の街道におかれた一里塚もあったといわれています。
(遠石地区コミュニティー推進協議会)
右 宝性寺
公開日:
最終更新日:2014/01/18