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山下順庵

山下家は代々、徳山藩馬廻50石の藩医である。順庵は文政2年(1819)8月25日、長穂の町田善十郎の二男に生れ、山下家の養子となった。天保10年(1839)から12年まで遠縁にあたる宗藩の和田昌景に学び、ついで豊前中津藩の山川敬蔵に入門して医学を修業した。幕末、第二次長州征伐に備えて設けられた野戦病院に、徳山領内在住と思われる医師40名が出張を命ぜられたが、順庵は遠藤春岱らと病院本営に編成されている。明治19年に77歳で亡くなるまで町の開業医として診察に従事した。昭和10年の地図には、山下医院の通りは順庵の名前を取り、順庵町とある。現在、周南市川端町の山下医院山下武右院長は順庵の曾孫にあたる。現在も山下家は町の医師として貢献されている。


公開日:
最終更新日:2024/03/17

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