徳山藩毛利家菩提寺大成寺の施餓鬼会
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素浪人 混迷の日々
去る8月17日、徳山藩毛利家菩提寺大成寺の施餓鬼会が開催されました。
施餓鬼とは、お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つです。 餓鬼(がき)とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。 施餓鬼とは、そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。(webより)
大成寺では施餓鬼を先祖への追善として盆中に行ないます。祖霊以外にもいわゆる餓鬼が訪れてきます。餓鬼は川のそばに住み、夕方活動をするという言い伝えがある為、大成寺ではすぐそばを流れる東川に向かって、山海の食べ物を並べた施餓鬼棚を設置し、招き旗を吊り下げて餓鬼を呼びます。そして、午後5時頃から住職が施餓鬼会に来られた人の名前と住所を読み上げ、先祖と餓鬼の供養をします。