旧藩武方跡
徳山藩の武方のあったところ。武方とは、武具方のことで、武具一切を管理していた役所である。
萩の宗藩には、武具保管役の首班として御武具方頭人がおり、極めて重要な職の一つであった。
徳山藩も宗藩にならって、藩創設当初から武具方奉行がおかれ、そのもとに武具方都合役・武具方下僚がいて、さらにその下に士分に準ずる階級である10数名の細工人がいた。細工人は禄高13石~25石で甲冑・弓矢・刀槍・銃砲等の各種の工芸技術を業としていた。
この武具方の筋向かいには作事方があり、この付近一帯は藩の仕事をする重要な機関のあったところである。
(周南市教育委員会)
周南市美術博物館南の駐車場の道路を隔てた前方の歩道脇に建っている。周南市岐南町。
正面は周南市文化会館
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最終更新日:2014/01/18