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浅見巣雲

浅見氏は浅見無入の代に初めて書をもって藩に仕えた。無入は平右衛門、徳正と称した。25石祐筆。書の道の大家と知られた無入は元禄14年(1701)2月2日80余歳をもって生涯を閉じた。
浅見巣雲は初代無入から数えて6代目である。正敏、和平、権平、敏、子慎、通称又兵衛。巣雲は号である。父は正辰、母は池田氏、幼時から才幹万人に優れ、長じて本城紫巌、役藍泉に師事し、後長崎に遊び、清人について筆跡を研究した。また、好んで小野道風、僧空海の筆意を学び、千古不伝の秘訣を悟って遂に一家をなした。そのほか経学、詩文、剣術、槍術から茶道、音律に至るまで、広くこれを修めて皆その奥義を極めた。仕官50余年、学館の句読師に補せられ、剣術師範の助手を勤め、ついで訓導役となり、侍読を兼ね、また判司に転じ、目付となった。その精勤を賞せられること数度、安政5年(1858)2月29日に病んで卒した。享年74。


公開日:
最終更新日:2024/04/06

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